単語にみるアラビア語の影響

スペイン語にはたくさんのアラビア語起源の単語があります。スペイン語の単語のなかの4000語くらいがアラビア語起源やと言われています。

例えば、almohada(枕)、almacen(倉庫)、alcalde(市長)みたいなal-で始まる単語はアラビア語起源だったりします。al-はアラビア語の定冠詞にあたります。

それからスペインの食事に書かせないオリーブの実(aceituna)や、サフラン(azafran)。この二つの単語はal-のlが次の単語の子音と同化しちゃってますが、やはりalではじまるアラビア語起源の単語です。

al-がついてないアラビア語起源の単語もあります。berenjena(茄子)、cifra(数字)、rehen(人質)、sandia(スイカ)がその例です。どれも日常で普通に使う単語です(^-^)

バレンシアも500年くらいイスラム教徒の支配下にあったため、地名にアラビア語由来のものがたくさんあります。

10月17日の日記で書いたオルチャタで有名なアルボラヤ(alboraya)は、「小さい塔」という意味らしいです。この辺りに塔があったのでしょう。

さらに10月12日の日記で書いたアルブフェラ(albufera)は、「小さい海」という意味です。確かに大きい湖があるところです(^-^)

あと、地下鉄のbenimaclet(ベニマクレ)という駅のbeni-はアラビア語で~の息子という意味です。

今日はちょっとマニアックですみません。でもまんじゅうはスペインの中にアラブ的な要素を見つけるのが好きなので、また書くと思います。どうぞお付き合いくださいm(__)m

投稿者: まんじゅう

旅好き、外国語好き、まんじゅう似のアラサー女です。スペイン語学留学を終え、南の島に住んだあと、スペイン語通訳案内士をしたり、スペイン語を教えたりしています。旅のこと、留学のこと、言葉のこといろいろ話します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です