日本史の教科書とかをみていてスペインが登場するのは、南蛮貿易が盛んになり、宣教師が日本で布教活動をしていた安土桃山時代から江戸時代初期(16世紀後半から17世紀前半)にかけての時期です。
この間にヨーロッパに何度か使節が派遣されていますが、今日はその中の慶長遺欧使節について少し書きたいと思います。
この使節は、江戸時代初期に仙台藩主伊達政宗が派遣した家臣支倉常長を始めとする使節です。
スペインとの通商を求め、スペイン国王フェリペ3世に謁見しますが、交渉は失敗し日本に帰国しています。
この使節をモデルにした遠藤周作の「侍」という小説もあります。
日本人の宗教観について考えさせられる面白い小説です。
この使節が国王に謁見する際にセビージャを通っています。
セビージャにあるアメリカ大陸発見時代の資料を収集するラスインディアス文書館では、徳川家康がレルマ公爵に宛てて書き、慶長遺欧使節が携えていった書状を見ることができます。
思ってもない出逢いでした(^-^)
こちらの使節、セビージャに来る前にセビージャ近郊の村によってるんですが、この村についてはまた書きますね(^o^)