クリスマスくじ

今日12月22日はスペインにとってクリスマスの始まりともいえる大事な日です。

今日はクリスマスくじ(Lotería de Navidad)の結果が分かる日です\(^o^)/

昨日のニュースでもクリスマスくじのニュースをやってました。

朝9時にマドリッドのレアル劇場でサン・イルデフォンソという学校の子供二人がボンボ(bombo)と呼ばれる回転ドラムに入った数字と賞金を独特の節回しで3、4時間延々と読んでいきます。国営テレビでの放送です。

単調ですが、見ているとくせになりそうです。

くじ売り場でも生中継されてました。

くじやん、というなかれ!このくじはスペイン人の実に4人に3人が購入し、スペインのくじの売り上げの5分の1がこのクリスマスくじの売り上げで、普段はくじを買わない人もこのクリスマスくじだけは買うといった具合なんです。もはやスペインの伝統となっているようです。

スペインは世界でもくじの購入に最もお金を使う人達だということです。

バレンシアにいた夏のときから、あちこちのくじ売り場でクリスマスくじ販売中という表示をみました。くじ売り場はほんまに町のあちこちにあるし、小さな売り場や個人で売ってる人まで、町を歩いててくじを見ないことはないといった具合です。

このクリスマスくじは19世紀後半に端を発する歴史あるくじです。00000から99999までの数字があり、同じ数字がたくさんあります。グループや会社、団体単位で同じ数字を買って、喜びとどきどきを分かち合います。もし当たれば、その団体みんながお金持ちになれるというのが特徴です。

同じ数字が10枚ある1組(billete)で買ったり(200ユーロ)、それを10分の1にしたデシモ(décimo)で買ったり(20ユーロ)します。組はめっちゃ高いのでデシモで買う人が多いみたいです。それでも高いけどね!一等はエル・ゴルド(太っちょ)といいます。組は4000000ユーロ(4億8千万円くらい)、デシモはその10分の1の400000ユーロということです。2割が税金としてとられるみたいです。

日本の宝くじの還元率が50パーセントくらいなのに対し、スペインのクリスマスくじの還元率70パーセントと高いのが特徴らしく、もしかしたらなにか当たるかもという夢を持てるのも人気の秘密のようです。

この日のニュースは一時間のうちの半分以上がくじのニュースでした。

この番号が今回の一等(エル・ゴルド)。

当選者たちが喜んでる様子が映し出されています。

とにかくすごい喜びようでした。

まんじゅうは買うタイミングを逃してしまったので状況を見守っていました。

もちろんなにも当たらない人が多いわけですが、人々はまあ健康だったらいいよね、もうすぐクリスマスだし、という感じになるそうです(^-^)

有名どころのくじはもう1つ、Lotería del niñoというのも1月6日にあります。次こそは買うぞ!!