バレンシアから小旅行

この週末はムルシア(Murcia)に行きました。ムルシアはバレンシアからバスで3時間くらいのスペイン南部、バレンシア州とアンダルシア州に挟まれた町です。

町の中心部はそんなに大きくないので数時間でまわれそうです。

そのなかで王立カジノ(Real Casino)に入りました。

カジノでイメージするようなものはなく、ハイソな人達の社交の場やったんかなという感じです。いまでも1階部分だけが一般に公開されていて、2階部分は会員限定となっています。

入場料は5ユーロ。オーディオガイド(スペイン語、英語、フランス語)つき。学生は3ユーロです。まんじゅうはなにも言わなかったですが、10ユーロだして7ユーロがかえってきました\(^-^)/

入ったところのアラブ様式の通り廊下。

目を見張るものがあります。

化粧室の天井。

ダンスホール。

スペイン語の聞き取りの勉強にもなったし行ってよかったです。

こちらは市役所。なんかやたら卵の形をしたオブジェが並んでいました。

市役所前の噴水はアラブの噴水のような感じでした(^-^)

大聖堂のある広場。

そして最後に食!まんじゅうは具だくさんのスープが大好きなんですが、写真をみて引き寄せられるように、こちらのスープを味わってきました(^o^)

フダンソウ(小松菜のような野菜)、ひよこ豆、鱈の団子、卵、じゃがいもが入っていました。少しスパイスがきいててすーごくおいしかったです(*´∀`)

このスープ、イエスキリストの受難と復活にあたる四旬節(Cuaresma)と聖週間(Semana Santa)に食べる料理みたいです。

今の時期は四旬節にあたります。4月には聖週間が待ってるわけですが、こちらセビージャの行事が有名です。また書きますね(^-^)

青いワイン飲みました!

以前に日本のサイトで青いワインがあるという記事を見てから、ずっと気になってたワインを買いました。

スペイン北部、バスク地方でつくられたワインのようですね。スペイン唯一の百貨店、El Corte Inglésに8ユーロくらい(1000円くらい)で売っていました。

この青さ\(^o^)/

味は赤ワインでもない、白ワインでもない感じで、マイルドで飲みやすかったです。でも確かにワインの味でした。

それでもアルコール分は11パーセントくらい入ってるのでうっかり飲み過ぎに注意ですね。

ワイン99パーセントに1パーセントのモスト(ブドウの果汁)が入っているようです。

パッケージにはこれはワインではなく、革命だと書いていました。たしかにこの発想はなかったな。

日本には5月に入ってくるとのことなので、先取りができてすごく満足です\(^o^)/

そして火祭り!

最終日は人形が燃やされるクレマ(cremà)があります。

夜中の12時くらいからあちこちで人形に火がつけられ、深夜1時に市役所の人形が燃やされて終わります。

まんじゅうは市役所の作品を見てきました。

こちらの塔、市長と建築家の汚職によって大量の税金を投じたにもかかわらず、模型をつくっただけで実際に建築されなかったという曰く付きの塔だとスペイン人に教えてもらいました。

バレンシア州歌、スペイン国歌などの音楽が流れたあとに花火が打ち上げられ、塔に火がつけられました。

塔が崩れていくたびに周りからは歓声があがりました。

火祭りにはいままでの悪いことを全て燃やしてしまって、新たな気持ちで春を迎えるという意味があるようです。

最終日(19日)の次の日は、春分の日。春はもうそこまで来ているなあと思いました(^-^)

ユネスコの世界遺産に登録された初めての年であり、クレマが週末に重なったことから、今年の火祭りはいつも以上の人出だったようです。

終わってみればあっちゅうまという感じですが、ずっと見たかったものがみれて、またとない経験ができて忘れられない祭りになりました。

明日からはいつもの日常が戻ってきます(^-^)

空前絶後の!

マスクレタ(mascletà)という爆竹ショーを見てきました。

2月の終わりから毎日昼の2時に市役所前で開催されていました。

まんじゅうの家は現場から2、3キロはゆうに離れていると思いますが、それでも爆竹の音が聞こえてきていました。

最終日の19日はついに近くでみました!!

最初に色のついた煙が爆音とともに噴き出します。

一言でいえば、音に襲われる感じです。

とにかく今までに経験したことのない轟音でした。心臓と鼓膜がガタガタ震えるような感じです。

間違いなく耳に悪いよなという音でした。でも人の熱気といい音といい、終わったあとの煙といい興奮間違いなしです!!

バレンシアの誇る火薬技術がここに凝縮されているなといった感じでした。職人のみなさん、貴重な体験をありがとうございました。

マリア様に献花

火祭りの見所は人形だけじゃありません。

17日と18日には広場に備え付けられた聖母マリアと幼子イエス・キリストに花が供えられます(ofrenda de flores)。

元はこんな感じ。

この木の部分に花が嵌め込まれていきます。

花を供えるのは伝統衣装を着た人達。2日間にわたって延々と続きます。

花を嵌め込む人達大変そうです。

みんなお供えする花束を持っています。

子供はとにかくかわいい(^-^)

次から次にやって来ます。なんか中世に戻ったかのようでした。

完成したマリア様はこんな感じ(^-^)

きれいです(^-^)

周りに花がたくさん供えられてて花の見本市のようです。

こちらのマリア様も燃やされるようです。

ええのかという感じもしますけど火祭りやからええのでしょう。