セマナサンタに食べるもの

3月29日のムルシアの記事でも少し書きましたが、この時期には、肉を食べず、野菜や魚を使った料理を食べます。

そのなかでも鱈(Bacalao)を使った料理がよく食べられます。なんでも日持ちするからだそうです。

いくつか食べました(^-^)

こちら鱈のブニュエロス。

揚げドーナツのような表面に、中には鱈のクリームが入っています。

鱈にトマトソースがけ。

マイルドな白身魚なんでなににでもあいます。

この時期に食べるのは鱈だけではなくて、トリハ(torrija)というスペイン版フレンチトーストも食べられます。

日本でイメージするのよりかなり甘いです。ワインか牛乳に浸したパンに、卵をつけて油で揚げたあとに、蜂蜜や砂糖に浸けてるそうです。

ぜひお試しあれ!

セマナサンタとは!

セビージャでセマナサンタ(聖週間)を楽しんでいます。2017年は4月9日から始まって4月16日のイースター(復活祭)で終わります。セマナサンタは宗教行列で、イエス・キリストの受難と死、復活が現されています。

レストランや町中でいろんなパンフレットが無料で配られています。

この間、毎日行列があります。いろんな教会から山車(paso)がでて、セビージャの町を練り歩きます。

この時期バルコニーには、シュロの葉を飾っている家が見られます。シュロの葉はキリスト教では、イエス・キリストの受難が始まる前にエルサレムに来たときに、人々がシュロの葉を持って迎えたといういわれからきているようです。

そういえばセビージャの聖女、サンタフスタもシュロの葉を持ってました。こちら参照。

赤い布がかかっているバルコニーはお金を払ってそのバルコニーで行列を見る人の特等席です。

行列でもっとも目にするのは、この人達。

ナサレノ(Nazareno)といいます。各教会の使徒団体の人達が扮しています。教会によって人数や着る服の色は異なります。人気のある像がある教会ほど人数も多いです。ナサレノ達は十字架や大きな蝋燭、旗を持ってたりします。

そしてポケットにはキリストやマリアの小さなカードを持ってて気が向いたら周りにいる人にくれます(^-^)

まんじゅうは外国人の顔をしてるからかかなりもらえました\(^-^)/隣のスペイン人のおばちゃんは全然もらえてなかったです(´・ω・`)

子供たちは蝋でできた小さなボールを持っていて、ナサレノ達が止まるたびに彼らの蝋燭から蝋をもらってました。そういう楽しみ方もあるようです。

行列の9割方は彼らで占められることになります。結構止まるので行列が終わるのになかなか時間がかかります。

それから山車。

これも教会によって1つから3つの山車がでます。

受難の一場面を表したものや、嘆き悲しむマリア様などがあります。

山車はコスタレロ(Costalero)という屈強な男達に担がれ静静と進められます。布に隠れて見えないのでほんまに縁の下の力持ちといった感じです。

みんな見事に同じくらいの身長でした。

行列によってマーチングバンドがあったりコーラスがあったりもします。

行列の開始時間や終了時間はまちまちですが夜12時くらいまで続くものも結構あります。木曜の夜(というか金曜の深夜)はお昼まで一晩中行列が続きます。

行列は狭い通りで見るに限ります。やっぱり山車やナサレノが目の前に見えたら迫力は段違いです。カードももらえるしね(^-^)