慶長遺欧使節団

日本史の教科書とかをみていてスペインが登場するのは、南蛮貿易が盛んになり、宣教師が日本で布教活動をしていた安土桃山時代から江戸時代初期(16世紀後半から17世紀前半)にかけての時期です。

この間にヨーロッパに何度か使節が派遣されていますが、今日はその中の慶長遺欧使節について少し書きたいと思います。

この使節は、江戸時代初期に仙台藩主伊達政宗が派遣した家臣支倉常長を始めとする使節です。

スペインとの通商を求め、スペイン国王フェリペ3世に謁見しますが、交渉は失敗し日本に帰国しています。

この使節をモデルにした遠藤周作の「侍」という小説もあります。

Amazon https://www.amazon.co.jp/%E4%BE%8D-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%81%A0%E8%97%A4-%E5%91%A8%E4%BD%9C/dp/410112325X

日本人の宗教観について考えさせられる面白い小説です。

この使節が国王に謁見する際にセビージャを通っています。

セビージャにあるアメリカ大陸発見時代の資料を収集するラスインディアス文書館では、徳川家康がレルマ公爵に宛てて書き、慶長遺欧使節が携えていった書状を見ることができます。

思ってもない出逢いでした(^-^)

こちらの使節、セビージャに来る前にセビージャ近郊の村によってるんですが、この村についてはまた書きますね(^o^)

セビージャのノド

セビージャの町を歩いていると、下の写真のようなnoに8にdoと書いてるのをよく見ます。

これはセビージャ市の標章です。

今回はこの標章の由来について少し。

もちろんnodo(喉)ではありません(^-^)このnoとdoの間にある8のようなものはmadeja(マデハ。紡いだ糸を巻き取った一束分という意味)といいます。

これを読むと no madeja do(ノ マデハ ド)となり、これがno me ha dejado(ノ メ ア デハード)、つまり「私を見捨てなかった」という意味になります。

この言葉は時代を遡ること13世紀、賢王といわれたアルフォンソ10世が言った言葉だとされています。

彼は、文学や天文学の分野でこそ活躍したものの、政治面ではそれほど活躍できなかったようで、最後には自分の妻や実の息子にまで見捨てられてしまいます。

その時にセビージャだけはアルフォンソ10世をかくまい、最後まで味方であったことからそれに感謝して上の言葉をいったということです。

この標章の由来は諸説あるようですが、一番知られているのはこの説です。

いろんなところに歴史が隠れていてすごく面白いですね。セビージャに来られた際は、ぜひこの標章を探してみてください。

バーゲン開始

クリスマスシーズンもおわり、町ではバーゲン(rebajas)がはじまっています。

ブラックフライデーのときより割引き率が大きい気がします。

クリスマスと東方の三博士のプレゼント、クリスマスディナーに続いて、バーゲンとくれば、なかなか財布の紐を締められなさそうですね(;・∀・)

カラオケ

念願のカラオケに行ってきました!

カラオケという名前ですが、日本で行くのとは違って、どっちかというとパブのような感じでした。

飲み物一杯注文するごとに、希望の曲を書く紙がもらえます。

飲み物はビール一杯が通常の2倍くらい(2.5ユーロ)しました。日本より大分高くつきますね。

そして紙の曲リストの中から、歌いたい曲を選び紙に書いて、それを受付の人に渡せばその曲を流してくれます。

なんかアナログです(^-^)

スペイン語や英語などの曲はありましたが、日本語はなかったです。

歌う場所はちょっとしたステージのような感じで、知らない人もたくさんいるなかで歌います。

まんじゅうはスペイン語の曲を歌いましたが、なかなか難しかったです。

緊張したけど、歌い終わったら聞いてた人が拍手してくれて、なんかこういうのもいいなと思いました。

もっとちゃんと曲練習してこ!!

エルニーニョくじ

今日、1月6日はエルニーニョくじ(Lotería del Niño)の結果が分かる日です。

12月22日の日記で書いたクリスマスくじと並んでスペインの二大くじのひとつとなっています。

仕組みはクリスマスくじと似たような感じですが、こちらの方が一等(El Gordo)が当たる確率が高いみたいです。

今回はまんじゅうも買いましたよ!

結果はもちろん!

はずれでした\(^o^)/

まあいい経験になりました。