セビージャ近郊の町へ

セマナサンタが終わって、テニスと学校とのんびりした一週間を過ごしていました。

この週末はセビージャ近郊の町、オスナ(Osuna)に行ってきました。

セビージャから電車で1時間、人口1万8000人ほどの小さな町です。

オスナを調べると、グーグル先生が押すなよ絶対押すなよとか、もしかして押すな?って聞いてきましたけどオスナ(Osuna)やから\(^o^)/\(^o^)/

アンダルシアの村って感じでした。

真っ白い平屋がたくさん並んでました。

道に日本の有名な猫型ロボットがいました。

ガチャポンのようです。

こちら市役所。

オスナは坂の町でした。

坂の頂きに建ってるのが、コレヒアーダ(Colegiada)という教会。

16世紀に建てられたルネッサンス様式の町のシンボルのような教会です。

結婚式が開かれていました。参加してる人の服がカラフルで、女の人のなかには麦わら帽子とかかぶってる人もいて、なんか賑々しくていいなと思いました。

教会のなかは見学自由。ガイドツアーもあるようです(有料)。

教会からは町が見下ろせます。町の白さと奥のオリーブの木々のコントラストがきれいです。

こちらはローマ時代より前のものらしい石切場(La Cantera)。

なんかエジプトの建造物みたいでした。

こちらも中は自然のホールになってて、コンサートとかも催されるとのことだったので入ってみたかったんですが、結婚式の人らが貸し切ってるみたいで入れませんでした。たぶん教会にいた人らの二次会の場なんでしょう。

お昼はこちらのレストランに行きました。

メロというスズキににた魚の料理がおいしかったです。

通りにあんま人はいないけど、レストランのなかはたくさんの人でごった返していました。

おじさん、おばさんが会みたいなんしてたので、何してるのか聞くと小学校の同窓会やということでした。そりゃ盛り上るわけです。

カフェは19世紀に建てられたカジノで。

こちらカフェ・オレ(スペイン語ではカフェ・コン・レチェ)の氷つき。

もとは会員限定の社交場だったようですが、今は一般の人も中に入れるようになっています。

日当たりのいいパティオでした。

小さな町なのでゆっくり見て回れました。
観光客はそんなに見ませんでしたが、なんかやたらイベントごとに遭遇する一日でした。

小さな町はまた都会とちがう魅力がありますよ(^-^)

卵と卯とイースター

イースター(スペイン語ではパスクアPascuaといいます)で日本人が最初にイメージするのはカラフルな卵とか卯とかかなと思いますが、セビージャではあまりお祝いしないみたいです。

町は月曜になって完全にいつもの日常が始まっています。キリストが産まれた日であるクリスマスは盛大にお祝いするのに、いわば第二の誕生日という感じのイースターはあんまお祝いせーへんて不思議な感じです。

それでもウィーンに行ったときにイースター気分を少し味わうことができました。

ウィーンの町のあちこちでイースターの展示を見ました。

イースターマーケットも見ました。

すごい数のカラフルな卵が売られていました。

かわいい(^-^)春が来たような感じでわくわくします。

卵は生命力の象徴、うさぎは子だくさんの象徴みたいです。

木に卵を吊るして飾ってるお店もありました。

あとどうでもいいけど、このブログ書いてて卵と卯って漢字めっちゃにてるなって発見もできました。

イースター\(^o^)/

4月16日は復活祭(イースター)でした。セマナサンタの最後の山車を見てきました。

ナサレノは白い服でした。

こちらマーチングバンド。

そして復活したイエスキリスト。

こちらにむかってやってきます。

後光がさしています。

かなり近くで見れました。

そしてマリア様もやってきました。

これでセマナサンタの山車は全て終わりです。結構満足して見れました。

セマナサンタは雨だと中止になってしまうお祭りなんで、今年は天気にめぐまれてほんまよかったです。

町によってセマナサンタの特色はいろいろ変わるようなので、また機会があれば他の町のも見てみたいもんです。

セマナサンタに食べるもの

3月29日のムルシアの記事でも少し書きましたが、この時期には、肉を食べず、野菜や魚を使った料理を食べます。

そのなかでも鱈(Bacalao)を使った料理がよく食べられます。なんでも日持ちするからだそうです。

いくつか食べました(^-^)

こちら鱈のブニュエロス。

揚げドーナツのような表面に、中には鱈のクリームが入っています。

鱈にトマトソースがけ。

マイルドな白身魚なんでなににでもあいます。

この時期に食べるのは鱈だけではなくて、トリハ(torrija)というスペイン版フレンチトーストも食べられます。

日本でイメージするのよりかなり甘いです。ワインか牛乳に浸したパンに、卵をつけて油で揚げたあとに、蜂蜜や砂糖に浸けてるそうです。

ぜひお試しあれ!

セマナサンタとは!

セビージャでセマナサンタ(聖週間)を楽しんでいます。2017年は4月9日から始まって4月16日のイースター(復活祭)で終わります。セマナサンタは宗教行列で、イエス・キリストの受難と死、復活が現されています。

レストランや町中でいろんなパンフレットが無料で配られています。

この間、毎日行列があります。いろんな教会から山車(paso)がでて、セビージャの町を練り歩きます。

この時期バルコニーには、シュロの葉を飾っている家が見られます。シュロの葉はキリスト教では、イエス・キリストの受難が始まる前にエルサレムに来たときに、人々がシュロの葉を持って迎えたといういわれからきているようです。

そういえばセビージャの聖女、サンタフスタもシュロの葉を持ってました。こちら参照。

赤い布がかかっているバルコニーはお金を払ってそのバルコニーで行列を見る人の特等席です。

行列でもっとも目にするのは、この人達。

ナサレノ(Nazareno)といいます。各教会の使徒団体の人達が扮しています。教会によって人数や着る服の色は異なります。人気のある像がある教会ほど人数も多いです。ナサレノ達は十字架や大きな蝋燭、旗を持ってたりします。

そしてポケットにはキリストやマリアの小さなカードを持ってて気が向いたら周りにいる人にくれます(^-^)

まんじゅうは外国人の顔をしてるからかかなりもらえました\(^-^)/隣のスペイン人のおばちゃんは全然もらえてなかったです(´・ω・`)

子供たちは蝋でできた小さなボールを持っていて、ナサレノ達が止まるたびに彼らの蝋燭から蝋をもらってました。そういう楽しみ方もあるようです。

行列の9割方は彼らで占められることになります。結構止まるので行列が終わるのになかなか時間がかかります。

それから山車。

これも教会によって1つから3つの山車がでます。

受難の一場面を表したものや、嘆き悲しむマリア様などがあります。

山車はコスタレロ(Costalero)という屈強な男達に担がれ静静と進められます。布に隠れて見えないのでほんまに縁の下の力持ちといった感じです。

みんな見事に同じくらいの身長でした。

行列によってマーチングバンドがあったりコーラスがあったりもします。

行列の開始時間や終了時間はまちまちですが夜12時くらいまで続くものも結構あります。木曜の夜(というか金曜の深夜)はお昼まで一晩中行列が続きます。

行列は狭い通りで見るに限ります。やっぱり山車やナサレノが目の前に見えたら迫力は段違いです。カードももらえるしね(^-^)