映画の舞台に行ってきました

前回の日記で紹介した映画の舞台の1つになった村に行ってきました。

レイツァ(Leitza.スペイン語はLeiza) というサンセバスチャンからバスで南に40分、人口3000人ほどの小さな村です。

バスクの女の子が住んでる村としてでてきました。

村なだけあって、サンセバスチャンよりはるかにバスク色が濃かったです。サンセバスチャンの町の案内板はスペイン語とバスク語の表記が普通ですが、レイツァの案内板はほぼバスク語オンリーでした。

村の家はこんな感じ。どの家も赤い花をベランダに飾ってました(^-^)

こちら映画に出てきた広場です。奥の大きな建物は市役所です。

映画は下の写真のような感じ。

女の子の村をセビージャの男の子が訪ねて、追い返されて、やけになってゴミ箱にタバコを投げ捨てたら、燃え広がってあわてて消してるいる場面です。

広場にはペロタというバスクのスポーツができる大きな壁もありました。

野球ボールくらいのボールを壁に打ち付けるスポーツです。

子供たちはテニスの練習に使っていました。

こちらは教会。

村の周りは緑生い茂る山に囲まれていてとても静かでした。めっちゃ雨が降ってたので余計に静かやったんかなとも思います。

村に来てから帰るまで羊が山の斜面でずーっと草を食べてました。

夏なはずやのに気温が10℃ちょっとしかなくてかなり寒かったですが、アンダルシアの小さな村とはまた全然雰囲気が違って楽しめました。

おすすめできるスペイン映画

スペインに来てから何回か映画を見に行ったり、DVDを買ったりもしましたが、今回おすすめするのはこちらの映画。

Ocho Apellidos Vascos(バスクの8つの名字)という映画です。

内容は、

セビージャの男の子(ラファ)がセビージャに来ていたバスクの村の女の子(アマイア)に惚れて、彼女が忘れていった鞄を届けに彼女の村に向かう。ちょうどそのタイミングで典型的なバスクの人、アマイアのお父さんが漁から帰ってくることになった。彼氏に婚約破棄されたことをお父さんに言いたくないアマイアは、お父さんが漁に戻るまでの間だけだからといって、ちょうど来ていたラファにバスクの人だった自分の恋人の代わりをしてくれとお願いして。。。

っといった感じのコメディーです。スペインでは2014年にもっとも興行成績のよかった映画となっています。語学学校の先生の何人かからもおすすめの映画は?ときいてこの映画をすすめてもらいました。

この映画はセビージャ(つまりアンダルシア)とバスクのあるあるを扱っています。アンダルシアはスペインの南、バスクはスペインの北で、その性格や文化、スペイン語のアクセントなどはかなり違います。

それらの違いがこの映画からいろいろ勉強できます。もちろんそこで扱われてるあるあるは、ステレオタイプみたいなもんやと思いますけどね。

セビージャのに行ったことある人や、住んだことある人、バスクに興味ある人もこの映画をみて楽しめます。

もちろんスペイン語の勉強になりますよ!インフォーマルなスペイン語がたくさんでてきます(^-^)

それにコメディーなんで普通に見てて面白いです。

幸運なことに(あるいは残念なことに)、まんじゅうはこの映画を一回見ただけでは、言葉も背景も両方含めて、分からなかったので、字幕なし、スペイン語字幕ありでもう10回近く見ています(^_^;)いいスペイン語の勉強です。

スペインに興味ある人みんなに見てほしい映画です。

でも最後に1つだけ大事なことを!

日本語字幕や日本語吹き替えはどうやらないようなので、スペイン語字幕、英語字幕、もしくは字幕なしで見ることになります。

まんじゅうがもっとスペイン語できるようになれば、この映画の字幕に挑戦してみたいもんやなと思います\(^o^)/

サンセバスチャンのコンサート

24日には旧市街にある憲法広場(konstituzio plaza)の創立200周年を記念するコンサートがありました。

正面の建物は今は図書館ですが、元は市役所やったところ。

昔はここで闘牛をやっていたらしく、建物にふられている数字は闘牛を見る人が場所を予約するためのもの。バルコニーから闘牛を見たようです。

ちなみに今の市役所はこちら。
もともとカジノやったようです。この市役所が憲法広場から今の場所にうつって70年という記念の年でもあるようです。

7月1日2日にマドリードであったLGBT の集会の関係か、レインボーにライトアップされています。

コンサートの歌や司会はほぼバスク語でした。となりに座ってるおじいさんがほぼ全ての曲を口ずさんでいたのできっと全部有名な曲なんでしょう。

建物に映し出される昔の広場の写真がよかったです。
まんじゅうが分かった唯一のバスク語の曲はスペイン語の大先輩に教えていただいたミケル・ラボアのtxoria txoriという曲だけでした。

曲はこちら(You Tube)。すごくいい曲です。

日本語の歌詞はこんな感じ。
※羽を切ってしまったなら

鳥は自分のものになっただろう

逃げ出さなかっただろう

でもそれじゃあ

鳥ではなくなってしまうだろう

そして私は

私が愛していたのは鳥だったのだ※

短くてすごく考えさせる歌詞です。

がんばって暗記しようというモチベーションになりました。

すごく印象に残ってた曲だけに、実際に聞くことができて、感動しました。

絶景かな絶景かな

旧市街近くにあるウルグルという山(といっても丘ぐらいの高さ)に登ってきました。

コンチャ湾が一望できます!さすが高級避暑地!金持ちがここに別荘たてるのも理解できますね。
湾に浮かぶ島はサンタ・クララ島。
この島へは遊覧船が出ています。湾をぐるっと回る遊覧船は6.5ユーロです。

島には小さいバーがあってたくさんの若者が来ていました。30分おきに船がでてるので、島にいって適当に来た船で戻れます。

こちら旧市街。バルがこれでもかっていうくらいあります。旧市街についてはまた別の機会に書きます。
このウルグルという山の頂上には大きなキリスト像がたっています。
スペインにいながらにして、ブラジルにいるかのような気分にさせてくれますね(^-^)

2時間もあれば頂上まで十分行って帰ってこれますよ。

軽食もって海みながらちょっとピクニックとかも楽しそうです。ただここ数日ずっと天気がぐずついてますが(^-^;

夏を迎えるお祭り

6月23日の夜はサン・フアンのお祭りでした。ということでまんじゅうも少し見てきました。写真は夜のコンチャ海岸。
サン・フアンという聖人の誕生を祝う日みたいですが、6月21日は夏至だということもあって、夏が来たことをお祝いするお祭りという意味合いが強いようです。

この日にはみんなあちこちでたき火をたきます。過去の悪いものを火に燃やしちゃおうというわけです。

学生は喜んでいままでのテストとか教科書を燃やすそうです(^-^)

まんじゅうは家族団らんにいそしんでたので、そんなにみれなかったですが、家の近くの地区で1つ見ることができました。

下火になったたき火の上を子供たちが次から次に飛んでいました。
子供は絶対こういうの好きでしょう(^o^)

近くのバルは大人たちでごった返していました。

いよいよ夏が本格的に来たようです。